ごぶさたしております。
漫画担当のセキネです。
『コミックロケット』(vol.5)が2014年5月に発売になりました。
どれもおもしろかった!
よかったよ! みんな、よかったよ!
と思い、遅くなりましたが感想を書きました。
失礼なことを書いてしまっていたらごめんなさい。
でも、言いたいのは全部いい! ってことです!!
「田中」いまい漫画会社
私にとって田中と鈴木は理想の関係です。ギャグ漫画なのでくわしく解説するとオチがみえてしまうので書けないのが残念。読んだ人と話し合いたいです。それにしてもいまい社長は絵がうまいのよ。写真のような背景より、登場人物と合ったタッチでありつつ、状況が判りやすい背景は目標です。
「部屋」工藤正樹
これはもう、身につまされるし、せつないし。はやりの女性ボーカルの曲を聞いた女子中高生のようだけど「これは私のことよ〜!」という気持ちになりました。私は強い感情を描こうとすると物語が成立しなくなるのですが、「部屋」の二人は物語になっている。このメリハリ、私もできるようになりたい!
「とんできたおと」山本美希
こんなに短くても山本さんはドキリとさせてくれます。最後まで読んでから改めて最初に戻ると、つぶれた蚊と、刺された箇所を赤く感じました。絵だけでどこまでも表現できるのが格好いい! まねできない! 最後のページの女の子の表情で、すべてがひっくり返ります。画力がなければ成り立たないお話だなー。
「NicoとTori」木村いこ
グッとくる言葉がいろんなところにちりばめられていて、しかもさりげないので自然に入ってきます。そしてそれがニコ博士とトリをいとおしく感じさせてくれているのよねー。悪者が一切登場しない話、最高! そんなお話はずっと見ていたくなります。続編というか、ほかの日のできごとというか…とにかくもっと読みたいです!
「ルーツの旅」アニュウリズム
アニュウさんの漫画を読むと、自分のあざとさが恥ずかしくなります。今回のテーマは「ルーツ」。アニュウさんの漫画のタイトルは「ルーツの旅」! このまっすぐさ、正々堂々さ、テンポの良さと発想の斬新さはどうすればできるのでしょうか。もう、絶対に一生かなわないです。いつ見ても度肝を抜かれます。
「ゆめからさめる」虫コマツ
むかし毎日のように乗っていた電車のことを思い浮かべながら読みました。こういう瞬間、あるんですよねー。惰性で住んでいただけのはずが、大好きになっていた町があるので「よくぞここを切り取って漫画にしてくれた!」とお礼を言いたいです。この女の子の人生はまだまだ続いていくんだなってババア(私)はうれしく思います。
「policy」トサカウシ
いつも同じことを言ってしまうのですが、やっぱり「ギャグ漫画を描けるのってすごい!」。きれいな絵でこんなに躍動感のある漫画ってほかにあるのでしょうか。何よりこの読みやすさ! これが日本で愛されてきた漫画の形なんですよね。直球で、それでいて面白い! それがトサカウシの魅力じゃーい!
「ほめよたたえよ」なるなる文庫
余計なものを見つけて怒られるとかよくあったよなーって思い出しながら読みました。なるなる文庫さんは大人なのに、子どものときのことちゃんと覚えているのがすごいです。理不尽に叱られた恐さって、大人になってから頭で理解できても消えないんですよねー。その気持ちを忘れちゃいけない!
「ロケット新聞」アンドロー吹田
みんな大好き、いまいさん情報をありがとうございます!
「くしゃみ」さとうまもる
あー! もう! かわいい〜!! いちいちかわいい〜!!! そして、やさし〜い!!! たとえば新聞に毎日まもるさんの漫画が掲載されていたら、その国はもっと平和になると思います。どこかの新聞か雑誌で連載されないかなー。1分くらいのアニメとかでもいいんだけどなあ〜。とにかく最低でも1日1回は見たい絵です。
2014年07月31日
『コミックロケット vol.5』!!
posted by エベレストライブラリSTAFF at 14:09| Comment(0)
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