2011年07月22日

夏一号桟敷券(S席)。

こんばんは、
エベレストライブラリスタッフブログの者です、
スペースマウンテンの宇宙船然とした通路の列の途中にある「リタイヤ用ドア」を見ると、
僕と扉とで見つめ合ってしまうというか、
ジッと見つめて生唾を呑み込んでしまう弱竹(なよたけ)野郎です。

数人で屯していると端っこにいることが多いしそっちの方が好きなので、
スペースマウンテンの通路にいれば、
リタイヤ用ドアの近くにいることが多いっていうのはあるんですよね。
段落を変えておきながらこの話まだ続いていたんですね。

とにかくですね、僕は隅っこにいるのって楽しいんです。体育館とかでもそうですね。

すっかり夏真っ盛りの直中ですね。
台風も過ぎて、これからまた暑くなりそうです。
節電も兼ねて図書館や喫茶店に涼みに行って意外な本や出来事と出逢ったりするのも良いものです。

いきなり後ろ向きな感じですが、六月と七月を少し振り返らせて下さい。
弓だって、矢を前に放つ為に弦を後ろに引くのですからそんな感じで。

六月、
皆既月食がありました。
その晩の翌日は朝が早くて、見ることを諦めていたのですが、
幸か不幸かその夜、なかなか眠れなくて、
これは巡り合わせか、こうなったら、とすっくと立ち上がり窓をカルラッと開け放してみれば、
夜の大空を覆うマザーシップばりの曇り空で、月も何も見えないその分厚さ、
ンーッ!! ってなりました。
けれどもまだチャンスはあります。
12月にも再び皆既月食があるとか。
雄大なんて言葉じゃあ汗っかきの巨人にハンドタオルを手渡すのと同じくらいに足りない程に、
この星の歴史にしてみたら、人間が意識するちょっとした時間というのは、
本当にちぃぽけなものです。
恐竜の台頭も跋扈も衰退も人類の黎明もこの全歴史も、宇宙の歴史の中では一瞬です。
長くも短くも感じる人生です。
そんな中、ちょいと小鉢的な感覚で月だって見たい訳で。

七月、
アメリカ独立記念日がありました。
大陸会議にて独立宣言が採択されたのが1776年7月4日です。
アメリカ独立戦争は1775年4月19日に始まり、
1783年9月3日に終結しました。
独立宣言は戦争の初期だったのですね。この後まだしばらく戦争は続いたのです。
予告ホームランであり、マイクパフォーマンスだった訳ですね。
そして見事に独立を勝ち取った訳です。
『ドラゴンボール』で亀仙人が「もうちょっとだけ続くんじゃ」と言っていたのに似てだいぶ続きましたが、
ハッピーエンドです。

そんなこんなで独立宣言からかれこれ235年が経ちました。
今年も、名物の盛大な花火が打ち上がり、
映画子役のジョーイ・キング女史も、
ツイッターで「花火すんごいのー綺麗かったー」みたいなことを呟いておって、
通りすがり的にそんなのを見掛けました。

「独立記念日の花火」はしばしば映画の台詞なんかに出て来ます。
「独立記念日の花火みてえに」とか。
独立記念日が物語の舞台になっていると、直接風景が描かれますね。
映画『Zodiac(ゾディアック)』冒頭に花火が映ります。
舞台はヴァレーホ、ソラノ郡、カリフォルニア州、7月4日、1969年。
花火は夜景の奥、遠くに見えているのに立体感があって凄いシーンでした。
ゆっくりと走る車からの視点で(こういう時もドライヴ・バイっていうのかな?)、
庭先で手持ち花火をしている人々もいました。
映像の美しさと音楽のマッチも相まって、蒸し暑いようなひんやりとしているような、
印象的なオープニング場面です。
一気に作品世界に引き込まれるとはこれのことですね。

そんなこんなで、有名な七月の花火のお話でした。
ただし、日本も良い花火を上げますよ、八月だったりに。
我が日本の花火も楽しみです。
日本の花火は世界一美しい、と高校時代にサオパンっていう子が言っていました。
戦争に特化した火薬の技術が一番飛躍する時代に、
ちょうど日本は江戸時代に入って泰平の世、大体ずっと平和だったから、
花火の技術が発展したとか。

他の国だと花火は新年のお祝いにも打ち上げられます。
冬花火も空気が透き通っていて鮮やかでとても良いのでしょう。
長野に冬の花火大会があるとスーさんという人が言っていました。
凍った湖の傍だかで、炬燵だか布団を持って行って包まって見るのだとか。
それはとてもファンタスティックな、素晴らしい感じがします。
くっきりの冬の星空ともコラボレーションかも!
しかし日本だと花火といえば夏が多いのですよね。
川開きの行事として花火大会が広まったからだとか。
花火、和の夏の風物詩です。
日本の夏。風鈴も良いものです。
縁側は身近にずっとなかったので憧れちゃう訳ですが、一玉の西瓜とか良いですね。the whole。
お部屋にてバルサンを焚く間、
近所のサイゼリヤやジョリーパスタやコメダ珈琲でのんびり過ごす良策の宵の口も、
夏の一幕と呼べるでしょう。

七夕もありましたね。
七夕というのは元来は女子のお裁縫の上達を祈ってのことだった訳です。
因みに昔は女子はみんなお裁縫が出来て当たり前だったかというと別にそういう訳ではなく。
勿論「したことねえっす!」っていう女子はいた訳で。
つまりはちょっとハイソサエティな行事だったということなのですかね。
そういえば僕もこの間、おズボンの裾が解れて、山岳の秘密基地の山がバガーッ!
と開くみたいに歩いたり走ったりする度に素足が垣間見える事態になってしまって、
久しく自分で縫い物をしました。
割りと時間が掛かってしまったし、かなり雑な仕上がりになってしまったのですが、
それでもそのおズボンを穿いて走ったり歩いたり一休みしたりする度に、
あ、おズボンがしっかりと機能している、と思うようになりました。
当たり前のように機能しているものを意識すると感動しますね。
そして、沢山の機能するものの奥には「かつての頑張りが眠っている」そう思うと少し素敵です。
小さな妖精とか、八百万の神様とか、ちょっと信じる足掛かりと手掛かりになりそうな。

パリ祭、フランスの革命記念日です。7月14日。
パリ祭、と呼ぶのは日本だけだそうです。
ルネ・クレール監督の1933年の映画『Quatorze Juillet』(七月の十四日)が、
『巴里祭』という邦題で公開されてヒットして、日本でだけそれ由来の呼称が定着したとか。
邦題がこんなに影響力を持つなんて凄いですね。そして確かに良い題名です。

ふと気付いたのですが、各国の建国記念日をザッと見ていると、夏が多いような気がします。
勿論、どのタイミングで記念日として制定するかにも依る訳ですが。
夏には何かを成し遂げたり、敵側からしたら挫けたりすることが多いのでしょうか。
やっぱり、夏には何か、たぎるものがある、と此処ではしておきましょうかね。
その方が良い話ですから。

博多では博多祇園山笠が行われておりました。
高校生の時に読んだ村上龍さんの『ニューヨークシティマラソン』収録の短編、
『ハカタ・ムーン・ドッグ・ナイト』にて、
「山笠あるけん博多たい!」と女の子がマイクで叫ぶシーンがありました。
当時は、山笠とは何ね、と思っていたのですが、
生きているといろいろちびちび知っていきますね。
盛大なお祭りですね。
彩り極まる山車の数々。
7月15日にはクライマックスの「追い山笠」。
明け方に熱量爆発のファイナルラップです!
ゴールした順番で優勝とかもなく。
神と人との関係性において、人はすべて平等、これぞ一体感!
最後に櫛田神社で「鎮めの能」が舞われ、クールダウン。
追い山を終えた「山」はすぐに解体を始めて、基本的な行事をすべて終えます。
しかしながら!
此処からが最高の部分です、終わった直後から、
次の山笠の、来年の準備に向けて動き出すっていうのです!
おおこれはまるで走り出すラストシーンです!
「山笠あるけん博多たい!」とは良く言ったものです。
日本の夏。
嗚呼、九州にはいつだって行きたい。
『逃亡くそたわけ』も良かったですね。
南進大好き。

さて、日本全国に満遍なく夏という名のスパイスが振り掛けられています。
「雑貨店 百水」にも冷房が入ったとのことです。
「冷房が入った」って何だか昭和みたいで良いですね。「うちにもテレビが来た」みたいな。
テレビ来てないんですけどね……うち……ほら、なんか、デジタルのやつ……?
地デジ化まであと何日……?
冷房でもテレビでも、利器がやって来るとありがたみが凄いですね。
扇風機も特有の涼やかさがありますけどね。
此処数日は台風の影響もあってひんやりしていましたが、また暑くなって来ることでしょう!
夏はまだまだこれからが本番です!
さて、百水、涼しくなりましたので、お散歩がてら、目下の一休み避暑地としてだったり、
文化的おやつ感覚で、是非お越し下さい!

七月の頭、百水にて関根さんの漫画をお買い求め下さったお客様が!
『ママール』をお買い上げ下さったお方、ありがとうございました!
また、『ママール』以外をありったけ下さい、と訪れて下さったお方もいらっしゃったとか、
本当にありがとうございます!
供給が安定しておらず誠に申し訳ありません。

実はちょっくら読み応えありげな冊子を鋭意制作中ですのでお楽しみに!
また詳しい情報が入り次第お伝えさせて下さいね。

それでは皆様、引き続き夏をお楽しみ下さいませ、エベレストライブラリ。
posted by エベレストライブラリSTAFF at 23:09| Comment(0) | 日記
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